渡瀬恒彦が息子と共演してた?息子と父のエピソードまとめ
東映映画で大活躍をした俳優で、72歳で亡くなるまで様々な役柄をこなし監督から絶賛されていたのが、「渡瀬恒彦」さんです。
渡哲也さんを兄に持ち、兄に対しては甘えた態度を取ることも知られ、多くの人から尊敬されていました。
そんな渡瀬恒彦さんですが、息子がいたことをご存知ですか?
ここでは、渡瀬恒彦さんの息子について紹介していきます。
1.渡瀬恒彦が息子の芸能界入りを反対した理由
渡瀬恒彦さんは、2度目の妻である一般女性との間に、2人の子供がいます。
息子と娘がそれぞれいますが、どちらも芸能界りするのを反対していました。
本人が俳優として大きな成功を遂げた一方、芸能界の闇などを直に体験してきた渡瀬恒彦さんですから、苦労も多く経験してきたはず。
親心としては、子供に同じ苦労をしてほしくないと願うものですから、息子が芸能界入りするのを反対したのも頷けますね。
雑誌のインタビューで、渡瀬恒彦さんは子供を芸能人にしたくない理由について、以下のように語っています。
「努力の方向性が分からない。野球なら100回より1000回素振りしたら上達するかもしれない。しかしセリフの練習はそんな単純なものではない」
この発言に全てが込められているように、芸能界は努力をどの方面に向けるべきかについて見失うと、たちまち成功は遠のいてしまいます。
さらに誰も努力を向ける方向について、完全には理解していないので同じ道に進んでいる人ですらアドバイスは難しいのが現状。
また、成功するかどうかが運に左右されるのも、芸能界の大きな特徴です。
寝る間を惜しんで努力を続けたとしても、それが実を結びかは分からないので、そうした点を渡瀬恒彦さんは痛感しています。
だからこそ、息子に芸能界入りしてほしくは無かったのでしょう。
2.渡瀬恒彦の息子は何をしているの?
渡瀬恒彦さんの息子、「渡瀬暁彦」さんはTBSに入社し現在はディレクターという地位でバリバリ働いています。
父が芸能界入りを反対したので、演者のほうではなく制作側に回りはしましたが、芸能界と近い仕事をしていることになりますね。
当初、TBSに入社した時、父親が大物俳優ということでしたから、「コネ入社」なんて言われ同僚などから噂されたのだとか。
本人もそうした点を指摘されるだろうと、ある程度は覚悟していたはずですが、いざ自分がそうした環境に置かれたのを知りショックを受けたに違いありません。
渡瀬暁彦さんは、TBSに入社してからADとして番組制作のアシスタントを務め様々な仕事をこなしてきました。
特にTBSで長年親しまれてきた、「はなまるマーケット」という番組ではADとして大切な役割を担ってきたのです。
この番組のMCを務めていた、薬丸裕英さんはADの渡瀬暁彦さんをイビっていたと言われています。
そうした情報を父の渡瀬恒彦さんが耳にし、番組側に「息子をあまりイジメないでほしい」と要望を出したエピソードは有名です。
苗字は同じでしたが、まさか渡瀬恒彦さんの息子がADを務めているなんて夢にも思わなかった薬丸裕英さんは、かなり驚き目を白黒させていたのだとか。
それからは、渡瀬暁彦さんに対するちょっかいは無くなり、本来のADの仕事を淡々とこなせることが出来ました。
そして現在は、先ほども記載した通りプロデューサーとして、番組制作に携わりながら忙しい毎日を送っています。
3.渡瀬恒彦と息子が"共演"した噂は本当?
渡瀬恒彦さんと検索してみると、息子の名前や「共演」などのワードがヒットします。
巷では2人がドラマで共演をしたと噂されており、世間が関心を示しているのです。
しかし、ここまで見てきたように渡瀬恒彦さんの息子は、TBS社員として働いており芸能人ではありません。
ですから共演が出来るはずがありませんが、どうしてこんな噂が広まっているのでしょうか?
この噂が出た理由は、2011年に放送された、「南極大陸」に端を発します。
木村拓哉さんが主演を務めたこの作品に、渡瀬恒彦さんが出演しているのですが、なんと息子も登場しているのです!
もちろん俳優ではないので、演者として登場しているのではなく、「助監督」という立場で制作に携わっていました。
渡瀬恒彦さんは、「いつか息子が担当する作品に出演したいものだ」と語っており、その夢が叶った形です。
渡瀬恒彦さんにとってみれば、念願の息子が制作側に回っている作品に出れたことは、一生忘れられない思い出になったに違いありません。
息子もきっと、尊敬する父と一緒に仕事ができたことを誇りに感じたでしょうね。
- 一般的な仕事で父と一緒にできる機会に恵まれた人はそう多くない
- 〇代目など代々続く仕事以外で親子で一緒にできているのはスゴイことだ
- 渡瀬暁彦はよく腐らずにTBSの社員として頑張ったなって思う
- 大物俳優を父に持つと苦労は絶えないだろうけれどあっぱれだね
世間からも、親子が同じ仕事に携わっている点に関して、素晴らしい親孝行になったと絶賛する声が多いです。
4.渡瀬恒彦の息子は父をどう思っているの?
渡瀬恒彦さんの背中を見て育ってきた息子は、TBSのプロデューサーとして大きな仕事を任されるようになりました。
演じるほうではなく、番組を制作していく側で仕事をしている訳ですが、やはり渡瀬恒彦さんの影響は非常に大きいとのこと。
渡瀬暁彦さんは、父についてどのような印象を抱いているのでしょうか?
実は渡瀬暁彦さん、インタビューで父からの影響はあるのかなどについて、いくつかの質問にはっきりと答えています。
それによると、父とご飯を食べたりお酒を飲んだりしていると、必ず「個性」について話があったとのこと。
個性とは、自分で出すものではなく、誰かのためを思い我慢をしながら最終的に残ったものを指すと教えてもらいました。
最初は意味が分からなかったようですが、ADや助監督などを通して制作現場に携わるうちに個性を出す重要性を認識していきます。
ドラマで監督を任されるときには、父が語った個性が制作側に欠かせない特質であると認めます。
必要な時に父が助けてくれたことを、すぐにではなく年数を重ねる事によって気付くようになりました。
また、父は自分が携わった作品は必ずチェックし、レポート用紙3枚ぐらいにビッシリと感想を書いてくれたとのこと。
個性の出し方や、未熟な点を端的に述べるその姿勢は父との大きな思い出と、渡瀬暁彦さんは語っています。
親子で同じ業界に、しかも演者と制作者として携われることができたのは、渡瀬暁彦さんにとって大きな経験だったに違いありません。
5.渡瀬恒彦の息子が役者を目指している噂が流れたキッカケ
渡瀬恒夫さんの息子である、渡瀬暁彦さんはここまで記載した通り、TBSのプロデューサーとして奮闘しています。
個性を出すことの大切さと難しさ、さらに父から教えてもらったアドバイスを真剣に受け止めその道を究めようとしているのです。
しかし2017年頃から、渡瀬暁彦さんが役者を目指しているとの噂が流れるようになりました。
どうして、息子が役者を目指すという噂が流れるようになったのでしょうか?
渡瀬恒彦さんは2017年に72歳で死去し、俳優界をリードしてきたレジェンドの死に多くの人が哀しみにくれました。
父から多くのことを学んだ渡瀬暁彦さんも、まさに人生の目標を失ったような悲しを経験したのです。
父の死に触れて、「本当に自分はこのままで良いのだろうか」と悩み続けたのではないかと、推測されています。
そして父の役者としての意志を受け継げるのは自分しかいないと感じ、役者という道を目指そうとしているとの理由が挙げられます。
ですが、この話がどこまで本当なのかが分かりませんし、本人が話している訳ではないので信憑性に乏しいです。
まとめ
ここでは、渡瀬恒彦さんの息子について紹介していきました。
渡瀬恒彦さんの息子は、TBSに入社しADで鍛えられた後は助監督やプロデューサーになるなど出世していきます。
父が出演するドラマの助監督として携わり、親子で同じ仕事をする喜びを得て、さらに躍進するキッカケともなったのです。
渡瀬暁彦さんは父から多大な影響を受けたので、渡瀬恒彦さんの死はかなりの悲しみを受けたはず。
父の意志を継いで役者になるという噂もありますが、信憑性は乏しいので今後もTBS社員として己の道を究めるでしょう。
今後も、父から学んだ哲学を制作に活かし、頑張ってほしいですね!