日本エレキテル連合が借金してた?借金が2人の関係を変えた理由
「だめよーだめだめ」のフレーズで一躍人気となり、社会現象にまで発展したのが、「日本エレキテル連合」です。
お茶の間に微妙な空気を流すネタは、恐れ知らずな2人だからこそ披露できており、このコンビのステータスとも言われます。
そんな日本エレキテル連合ですが、2014年にブレイクを果たすまでに借金をしていたことをご存知ですか?
しかも借金が原因で一時的に芸能活動を中止していたというのだから、結構深刻な問題だったと言えるでしょう。
ここでは、日本エレキテル連合が借金をした理由や完済時期、さらに借金によって2人の関係がどうなったのかについて紹介します。
1.日本エレキテル連合が借金をした理由とは?
それぞれピン芸人として活動していた、中野聡子さんと橋本小雪さんが2007年に、「日本パブリック連合」として結成。
大阪を中心に活動をしていましたが、志村けんさんに憧れていたのでコントも小道具を多く使うことに信念を持っていました。
衣装やカツラなど、コントに使う小道具は500点以上にも及び、倉庫代や運搬費用なども相当かかる事態になったのです。
まだ売れていない頃は、ギャラだけでどうにか出来る金額ではないので、借金をする必要がありました。
この当時、中野聡子さんはかなり売れていたほうだったので、土下座をしてコンビを組んでもらった橋本小雪さんが雑用をこなす毎日だったのです。
ですから借金も当然橋本小雪さんが借りたもので、返済は2人で協力することになっていたものの、返済義務は橋本小雪さんにありました。
少しずつお金を返していきましたが、いよいよ首が回らなくなったので2009年10月に芸能活動を一時休止します。
芸能活動だけでお金を返せないので、それぞれが別の仕事をして、お金を返していこうと決めたのです。
借金は100万円とも150万円とも言われていますが、橋本小雪さんが1年間ガールズバーで働き、2010年12月23日に無事借金を完済したとのこと。
つまり、どちらかに借金の原因があるのではなく、コントの小道具を維持管理するための借金だったのです。
お笑いを真剣に考えていることが、こうした点から明らかなので、このエピソードが知れ渡ったときは評価が上がりました。
2.日本エレキテル連合が借金していた事実に対する世間の反応
日本エレキテル連合は2014年にブレイクをしましたが、その兆しは2013年頃から見られておりネット上で話題になっていました。
2007年に結成し、それから一時休業もありましたが2014年にブレイクとなったので下積み時代が意外と長いのです。
その苦しい時期に借金が原因で芸能活動をお休みしていたのは、ブレイクして彼女らを知った人にとってみれば大きな衝撃となりました。
しかも、当時は「橋本小雪がギャンブルばっかりして借金を背負った」という、誤った情報流れていたのです。
- 日本エレキテル連合って橋本小雪が邪魔してる
- ブレイクしたのが奇跡に近いけど中野聡子だけのおかげだったんだね
- なんだか中野聡子さんがとても可哀想に思えてきた
- どうしてコンビを組んで一緒に活動しているんだろう?
こうした否定的な意見が出てしまい、橋本小雪さんはかなり落ち込んでいたようです。
しかし借金の原因が、橋本小雪さんのギャンブルではなく、「お笑いを追求するため」という事実が広まったら事態は急展開。
日本エレキテル連合は、お笑いを真剣に追及しているから好感が持てる、といった意見が相次ぎました。
芸能人が「借金」を抱えるのは、大抵が悪いイメージばかりなので嫌います。
ですが日本エレキテル連合の場合、自分たちの夢を実現させるための借金なので、いわば「投資」の部類に入ります。
そのため、借金によって日本エレキテル連合の世間からの反応が良くなり、評価が上がったのです。
3.借金によって日本エレキテル連合の2人の関係はどう変わったの?
日本エレキテル連合は、借金により結束が強まりお笑いを極めようとする決意を新たにしました。
結成当時、つまり借金を抱え始めた時期はそれぞれ別々の部屋を借りて生活をしていたのです。
しかしお金も苦しくなり、ネタ合わせをしやすいとの理由で共同生活をスタートさせます。
ネット上では、「レズビアン?」との声もありましたが、2人はそれ以上の関係であることを告白しました。
当時橋本小雪さんには彼氏がいましたが、中野聡子さんから「何の為に東京にきたんだ?」と言われ彼氏と別れます。
束縛が激しいという訳ではなく、お笑いを極めるには生活の全ての時間を費やす必要性を、中野聡子さんは認識していました。
だから、彼氏を作って遊んでいる暇はないことを自覚させるための言動であり、橋本小雪さんも覚悟を決めたのだとか。
借金により2人の関係はとても強くなり、一緒に住むようになったので一心同体に近い状態となったのです。
4.日本エレキテル連合が借金を返済した後に訪れた悲劇とは?
2010年12月23日に借金を完済した日本エレキテル連合ですが、2014年12月4日に放送された「ぐるぐるナインティナイン」では、「本日借金を完済しました」と報告しています。
ブレーク前の借金は2010年12月23日に完済したことになっているので、もしかしたら別の借金を抱えていたのかもしれません。
いずれにしろ、2014年の大ブレイクによって年収数千万円とも言われる金額が入ったことで、借金は簡単に完済したでしょう。
見事借金を完済した日本エレキテル連合ですが、ブレイクをした後に2人の関係に悲劇が訪れます。
今まで一心同体の象徴であった「同棲」を、橋本小雪さんが我慢できずに内緒で出ていってしまったのです。
元々、中野聡子さんが橋本小雪さんにかなり厳しく当たる関係だったようで、家の家事を押し付けたり、雑用を任せたりとやりたい放題。
精神的に追い込まれた橋本小雪さんは、中野聡子さんが病院へ行っている間に荷物をまとめて出ていきました。
お金が苦しければそんな行動はとれなかったので、ブレイクしたからこそ決断できた行動と言えます。
さらに言えば、借金を完済できたからこそ、橋本小雪さんもフットワークが軽くなり、別居という選択を選べたのでしょう。
とはいえ、これは日本エレキテル連合にとって、大きな危機であり、中野聡子さんは「もう解散だ!」と周囲に言っているのだとか。
ネット上では、
- 2014年にブレイクしてから半年ぐらいで消えたよね
- 一発屋にしても早すぎて草しか生えてこない
- 日本エレキテル連合「私たちが消えるのはだめよーだめだめ」
- 中野聡子の性格がクズだということがよく分かった
- もう2人の関係も日本エレキテル連合も終わりだな
このような意見が出ており、借金の完済とブレイクが思わぬ形で日本エレキテル連合に悲劇をもたらしたのです。
まとめ
ここでは、日本エレキテル連合が借金をした理由や完済時期、さらに借金によって2人の関係がどうなったのかについて紹介しました。
小道具をそろえたり、維持管理するための費用を賄うために借金をしていた2人。
お笑いを極める夢のために、自己犠牲を用いても行動を起こしたことは世間から賞賛を受けました。
そうした努力もあって、借金を完済しブレイクを果たした訳ですが、そこから2人に悲劇が訪れるというのはとても残酷ですね。
テレビで見かける機会が激減した日本エレキテル連合ですが、今後もお笑いを極める夢に向かって頑張ってもらいたいものです。